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【カラダに良い飲み物】ワインが健康に良いって本当?とワインについての基礎知識

並ぶワインボトル

ワインの歴史

ワインの歴史をたどると、ワインは大昔から人類と深いかかわりを持ってきました。

例えば、約4000年前以上に「ノアの方舟」で有名なノアはワインをそのころから飲んでいました。

古代エジプトでは、ぶどうを踏み潰す作業が行われていて、その壁画が発見されています。

古代ローマでもあまり綺麗ではなかった水の代わりにワインがよく飲まれていました。

う~ん、大昔から飲まれてきたワイン、長く愛飲されてきたのには必ず訳があるはず、ただ美味しいだけでなく。。

 

ワインと健康

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ではワインはカラダに良いのでしょうか。

まず古代においては、

 

Ancient Wine という本によると,ワインは「鎮痛・消毒・治療の総合薬」でした。

 

また、最近の文献資料によると、

 

”実験により,生きた腸チフス菌などの危険な細菌は,ぶどう酒と混ぜると,たちまち死滅してしまう,ということが証明されてきた”

出典:The Origins and Ancient History of Wine

 

 

欧米では赤ワインを飲んでいる人に胃癌が少ないと言われていますが、 赤ワインには殺菌作用が関係していると考えられています。

 

フランス人は喫煙率が高く,バター, 肉などの動物性脂肪の摂取量が多いのにも関わら ず,心疾患による死亡率が低い・・・.フランス・リヨンのルノー博士らは,・・・動物性 脂肪を多量に摂取しても,ワインを飲んでいれば CHD のリスクが上がらないことを示した。

出典:佐藤:ブドウとワインに含まれるポリフェノール類の健康効果

 

なんでも、赤ワインに多く含まれているポリフェノールが、心筋梗塞の原因となる悪玉コレステロールの酸化を抑えることが分かっています。

 

うん、カラダに良いということは分かりました。

でも、アルコール飲料ですからね。。注意すべきことは?

 

ワインはどれくらいが適量?

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PexelsによるPixabayからの画像

厚生労働省のサイトには飲酒のガイドラインが掲載されていました。

 

通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット

 

ワインで言うと、小グラスに2ドリンクが目安となります。(アルコール分12%換算)

節度のある適度な飲酒を心掛けて、ワインをじっくり堪能したいですね。

赤ワインと白ワインの違いは?

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 まず、赤ワインと白ワインでは使用するブドウの品種が違います。

<赤ワインの品種>

カベルネ・ソーヴィニヨン

メルロー

ピノ・ノワール

シラー

ガメイ(ボジョレー・ヌーヴォーで有名)

 

<白ワインの品種>

シャルドネ

ソーヴィニヨン・ブラン

リースリング

 

などが有名どころですね。

もう一つの違いはワインを作る際の工程が違うからです。

下の図を見てください。

 

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 赤ワインと白ワインでは、「圧搾」と「発酵・醸し」の工程が逆になっていますね。

さらに、果皮や種子などを取り除くタイミングも違いますね。

ワインに色が付くのは「発酵・醸し」の段階です。

白ワインの製造工程をみていくと「発酵・醸し」のときに果皮はもう取り除かれています。

白ワインは黒ぶどうでも作れます。それでも、白いのは製造工程が赤ワインと違うからなんですね。

フォーティファイドワインてどんなワイン?

 フォーティファイドワインとは、通常のワインと少し違い酒精強化されたワインになります。

酒精強化ワイン?て何?。。

酒精強化ワインとは、ワインを造る工程でブランデー等の強いアルコールを加え、最終的にアルコール度数が17% ~ 20%程度と通常のワインに比べて度数が高いワインのことです。

発酵のどの段階でアルコールを加えるかにより、甘口または辛口になります。

基本的に、発酵途中にアルコールを加えると発酵が止まり甘口に、発行後に加えると辛口になります。

 フォーティファイドワインの飲み方は、辛口は食前酒(アペリティフ)として、甘口は食後酒(デザートワイン)として飲まれています。

 

オススメのフォーティファイドワインは?

酒精強化ワインの代表格の一つはスペインが産地の「シェリー」ですね。

食前酒として辛口のシェリー酒などはいかかでしょうか。

 

 もう一つの代表的なフォーティファイドワインはポルトガルで作られている「ポート」ワインです。

食後に甘口のデザートワインでくつろぐのはいかがでしょうか。

 

また、もう一つ気になるのがオーストラリア産のフォーティファイドワイン。オーストラリア産はヨーロッパ産 (ポートやシェリー)に比べるとフレッシュな果実味が特徴で、日本国内ではほぼ扱いがない希少なワインとなります。

お手軽な100㎖からお手軽にお試しできるところがgoodですね。

 

こちらはオーストラリアのある雑誌で2019年のトップ5に選ばれました。

基本、超甘口になります。

デザートワインとして、チョコレートなどと一緒に気長な夜を楽しんでみるのもオススメです。