健康のこと考えたらオリーブオイル、その正しい選び方とおすすめは?
オリーブオイルの歴史
オリーブオイル=果汁というのはご存じだったでしょうか?
正確に言うと、その果汁を水分と油を分離して油だけを集めたものがオリーブオイルなのですが・・
それはともかく、まず、オリーブの歴史ですが、
聖書にでてくる大洪水の話はご存知でしょうか?
ノアという人がその洪水を生き延び、水が引いたかどうか調べるために、鳩を箱舟から飛ばしたところ、オリーブの葉を加えて戻ってきたという話です。
それが今から約4000年前の話ですので、オリーブは少なくともノアの時代からありました。
次にオリーブオイルの使用についてですが、古くから各地で様々の用途のために使われていました。
例えば、古代エジプトでは重い資材などを運ぶ際の潤滑油としてオリーブオイルを使っていました。
また中東では、オリーブオイルを日常の食品だけでなく、化粧品、日焼け止め、打ち身やケガの痛みを和らげる薬用としても使用していました。
現代でも、オリーブオイルはありとあらゆるものに使われています。
薬、化粧品、洗剤などです。
それでも、やはりオリーブオイルが主に食品に使用されています。
スペインやイタリアでは「毎朝スプーン1杯のオリーブオイルが健康をつくる」ということわざが今でも残っているそうです。
現在のオリーブの生産国の98%は地中海に面している国であることを考えると、このことわざ通りオリーブオイルが生活に深く根付いているのが良く分かります。
さて、古代から薬用や化粧品に使われてきていたり、オリーブオイルが健康に良いということわざがあったりと、オリーブオイルが持つ健康効果が気になってきますね。
オリーブオイルの健康効果
一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)
オリーブオイルの健康効果を期待できる一つ目の理由は「一価不飽和脂肪酸」です。
まず簡単に脂肪酸の流れを説明します。
脂肪酸には二つの種類があります。
飽和脂肪酸はココナッツバター、バター、マーガリン、生クリーム(乳脂肪)、チーズ、牛肉などに多く含まれています。
重要なエネルギー源ではありますが、飽和脂肪酸をとりすぎると、血中総コレステロールが増加し、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患のリスクが増加することが予想されています。
出典:農林水産省
ですので、飽和脂肪酸が豊富に含まれる食品の取り過ぎには要注意です。
一方、不飽和脂肪酸は、また二つの種類に分かれます。
一価不飽和脂肪酸は、オリーブオイル、マカダミアナッツ、生クリーム(植物性)、牛肉などに多く含まれていて、一価不飽和脂肪酸の大部分は「オレイン酸」です。
一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)には血液中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる効果があります。
多価不飽和脂肪酸はオメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸に分けることができます。
オメガ6系で有名な脂肪酸はリノール酸で、必須脂肪酸(体内で合成できないため、食事からの摂取が必要)で、コーン油、大豆油、ごま油に多く含まれていています。
オメガ3系脂肪酸の中で代表的な脂肪酸は、えごま油やあまに油に豊富に含まれているリノレン酸や、青魚に含まれるEPA、DHAです。
厚生労働省のHPには多価不飽和脂肪酸に関する以下のコメントが載っていました。
これらは動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。ただし、熱や光、空気で酸化しやすく、過酸化脂質になるので注意が必要です。高温で調理すると大気中の酸素と反応し過酸化脂質となるので、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどに向いています。
出典:e-ヘルスネット 厚生労働省
ということですので、時間と熱には注意が必要ですね。
多価不飽和脂肪酸が多く含まれる油で調理されたフライ物で、かつ時間がたっている物は、過酸化脂質がすごそうですね・・
ここまで長くなってしまいましたが、
簡単にフローチャートで表してみました
ここからようやく、オリーブオイルに含まれる一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)の話に入れます。
簡単に話します。
オリーブオイルに含まれる脂肪酸の内訳は以下の通りです。
飽和脂肪酸 13.29g/100g
多価不飽和脂肪酸 7.24g/100g
出典:日本食品標準成分表
オリーブオイルは食品の中で最も一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)が含まれています。
食品ランキング一価不飽和脂肪酸部門で堂々の第一位です!!!
先ほども書いたように、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)には血液中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる効果があります。
オリーブオイルを積極的に選んでいきたいですね!
ポリフェノール
オリーブオイルの健康効果を期待できる二つ目の理由は「ポリフェノール」です。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールはワインやチョコレートにも含まれる抗酸化作用を期待できます。
ワインやチョコレートの健康効果についてはこちらのブログもご覧いただけると幸いです。
さて、話を進めます。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールの名前は・・
- ヒドロキシチロソール
- オレオカンタール
- オレウロペイン
聞いたことのない名前ですね、カテキン、フラボノイド、イソフラボンとかはよく耳にしますが。
それぞれの効果を見ていきたいと思います。
ヒドロキシチロソール
ファンケルのモニター調査によると、美白効果が期待できます。
オレオカンタール
エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを舐めたときに感じるピリピリする物質です。
オレオカンタールには抗炎症作用があり、また、アルツハイマーを予防する効果もあります。
オレウロペイン
エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの苦みの元です。
コレステロールが酸化するのを防いだり、抗菌、抗ウイルス作用があり、私たちの免疫を強化してくれます。
頼もしい限りです。
ビタミンE
オリーブオイルの健康効果を期待できる三つ目の理由は「ビタミンE」です。
オリーブオイルに含まれるビタミンEはポリフェノールと同じく抗酸化作用があります。
ビタミンEはいくつかの種類に分けられるのですが、
オリーブオイルには、一番作用が高い「α‐トコフェロール」が一番多く含まれています。
α‐トコフェロール 7.4㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
ビタミンEは血行改善、老化を防ぐ、生活習慣病の予防になります。
気を付けたいのは、このビタミンEは熱や酸に強いのですが、光に弱いです。
なので、オリーブオイルは直射日光に当たらないところに保管しましょう。
うーん、保存の仕方も気を付けたいですが、やはり、気になるのはオリーブオイルの種類と用途にあった使い方ではないでしょうか?
オリーブオイルの選び方
国内ではオリーブオイルは2種類の名称で呼ばれています。
- ヴァージン・オリーブオイル
- ピュア・オリーブオイル
違いは、
ヴァージン・オリーブオイルはオリーブの果実を絞って、オイルにしたものです。
なので、天然成分本来の香りや味わいを楽しむことができます。
一方・・
ピュア・オリーブオイルは精製したオリーブオイルにヴァージン・オリーブオイルをブレンドしたものです。
精製しちゃうんですから、味や香りがなくなります(オレイン酸などの脂肪酸は変わりません)。
そこに一番搾りのエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルなどをブレンドして味わいを出します。
そうすると、健康効果を得るにはポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれるヴァージン・オリーブオイルを選んだほうが良さそうですね。
おすすめのオリーブオイルは
ここでオリーブオイルの中でも特におすすめしたいのは、ミシュランレストランガイド取得シェフ達が10年以上愛用しているキヨエのオリーブオイル です。
なぜ、キヨエ をおすすめするかというと・・
一つ目の理由は、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルだからです。
つまり、完熟オリーブの一番搾りのオリーブジュースからできる純度100%のフレッシュオイルです。
キミエを推奨するもう一つの理由は、その製法です。
ノンフィルター製法という製法をご存知でしょうか?
多くのオリーブオイルはオリーブ果実から油を搾り取った後の濁った状態から活性炭素フィルターなどを通して不純物などを取り除くのですが・・
問題は、フィルターを使うと旨みや味わいまで取り去ってしまうのです。
これでは、オリーブに含まれる健康成分が台無しになってしまうことにもなりますね。
一方、「キヨエ」のオリーブオイルはノンフィルター製法で工程内容は次の通りです。
①完熟した実だけを収穫
②その日のうちに絞る
③オイルが上澄みとなって分離
④何も加えず、そのまま瓶詰
しかも、③の「完熟オリーブ果実をジュースにして、寝かせて自然分離させる」工程は、最低3か月以上寝かせています!!
市場に出回っているエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルの中でもノンフィルター製法のものは極希少品です。
最後に「キヨエ」をおすすめする理由は「味」にあります。
ミシュランガイド東京2008年3つ星を獲得した東京・元麻布日本料理店「かんだ」の料理長もキヨエのHPでこう述べています。
「キヨエ」は、オリーブの癖がなくサッパリしているので油に加えてあげるだけで素材をより美味しく仕上げることができます。
日本料理にオリーブオイル?と思うかもしれませんが、
これがキヨエの特徴です。
強い青さ・雑味を抑えているので、塩・醤油・ダシと相性が良いんです。
イタリア料理だけではなく、日常の食生活に少し足すだけで美味しさアップします。
というわけで、オリーブオイルの歴史から、その健康効果、そして、オリーブオイルのおすすめまで見てきましたが。
是非、健康効果が期待できるオリーブオイルを摂取したいことを考えると、キヨエのオリーブオイルも一つの選択肢としてみてはいかがでしょうか。
キヨエ・オリーブオイル は次の方に絶対におすすめです。
・料理が上手くなりたい方
・手軽においしい料理を作りたい方
・喜ばれるギフト・内祝いをお探しの方
・美容や肌荒れで油選びを考えている方
・体内環境で悩んでいる方