貴重な栄養源の栗をおいしく食べるなら、恵那栗使用のここがおすすめ
栗の歴史
モンブラン、栗きんとん、マロングラッセ、栗ご飯・・いや~秋の味覚、栗を使った料理やお菓子たくさんありますし美味しいですよね。
ところで日本では栗はいつごろから食べられていたんでしょうか?
日本での栗の起源はとても古く、紀元前の縄文時代にまでさかのぼります。
青森県にある、縄文時代の集落である「三内丸山遺跡」では栗の実が出土しました!
DNA分析の結果、栗が栽培されていたことが分かっています。
つまり、4000年~5000年前までには栗が栽培されていたということになります。
奈良時代になると、持統天皇(699年)から栗の木を栽培しなさいという命が出され、栗の栽培が全国に広がりました。
「栗原」「栗野」「栗林」という地名が今でも残っているのはそのためだそうですよ。
戦国時代になると、「かち栗」(干した栗)を兵糧(軍隊の食料)として重宝するようになります。
このかち栗は乾燥しているので保存が効き、かつ栄養価も高いとか、また、「勝ち」につながることから縁起が良いとされていました。
兵糧の一つでもあった栗、栄養価はいかがなものでしょうか?
栗の栄養価
食物繊維
整腸作用があり、便秘の改善に役立っている食物繊維は栗にも豊富に含まれています。
日本栗、ゆで 6.6g/100g
ごぼう、ゆで 6.1g/100g
出典:日本食品標準成分表
栗のほうがごぼうより食物繊維は多いですね。
栗に含まれる食物繊維は便秘の改善だけに役立っているのではありません。
便秘の予防をはじめとする整腸効果だけでなく、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など、多くの生理機能が明らかになっています。
出典:e-ヘルスネット 厚生労働省
生活習慣病の予防に役立つ食物繊維は、植物性の食品に多く含まれています。
一日の摂取量を男性は20g、女性は18gを目標にして摂取していきましょう。
ビタミンC
意外に思うかもしれませんが、栗には重要な栄養素であるビタミンCが割と多く含まれています。
日本栗、ゆで 26㎎/100g
パインアップル 27㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
しかも、栗のビタミンCはデンプンに含まれているため、熱に強いという特性があります。
なるほど、熱に強いというのは効果的にビタミンCを摂取できてとても良いですね!
ビタミンCはコラーゲンの生成、皮膚や粘膜の健康維持、病気やストレスへの抵抗を高める働きがあります。
美肌を保ち、風邪を引かない体を作るためにもビタミンCは毎日100㎎を目安として摂取していきたいですね。
カリウム
栗には栄養素の一つでありむくみをとる働きがあるカリウムも豊富です。
日本栗、ゆで 460㎎/100g
バナナ 360㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
生のバナナは、思ったよりカリウムが多くないんですね。
カリウムはナトリウムを身体の外に排出しやすくする作用があり、塩分の摂り過ぎによる高血圧の予防などに効果を期待できます。
栗をたくさん食べて栄養を高め、生活習慣病の予防に努めたいですね。
タンニン
栗の渋皮にはポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれています。
タンニンの抗酸化作用によって、老化の防止やガンの予防に効果を期待できます。
タンニンは渋皮に豊富に含まれているので「渋皮煮」などで沢山摂取したいですね。
栗の主要な栄養素である、食物繊維、ビタミンC、カリウム、タンニン以外にも炭水化物、タンパク質やビタミンB1などがバランス良く含まれています。
こんな素晴らしい栄養源である栗ちゃんですから、美味しくいただきたいですよね?
そこで、おすすめしたいのが・・
栗のおすすめ店
栗を美味しくいただくのにおすすめのお店は、栗菓子の専門店!恵那川上屋 (えなかわかみや)です。
おすすめの理由を一つずつ説明していきますね。
一つ目のおすすめ理由は、
超特選栗を使用している
美味しい栗菓子を届けるには、「栗づくりから」ということで、栗の専門家である「栗博士・塚本氏」との奇跡的な出会いから、質の良い栗「超特選栗」を生産できるようになりました。
「超特選栗」とは?
まず、恵那山麓で収穫できる栗を「恵那栗」と言います。
その中でも厳しい栽培基準、出荷基準を満たした高品質の栗が「超特選栗」です。
なんとこの「超特選栗」は、契約されている生産者からすべて、恵那川上屋さんに納入されているんです!
ということは、恵那栗の「超特選栗」を食べたければ栗菓子の専門店!恵那川上屋 に行くしかないですね!
勿論、オンラインからも注文可能です。
次の恵那川上屋 をおすすめする理由は・・
最新の瞬間冷凍システム
を使用している、です。
実は、栗は鮮度が命、です。
栄養がたっぷり含まれている栗、実はすごく繊細なので、すぐさま鮮度が落ちていきます。
しかし、恵那川上屋 では最先端の冷凍装置で、栗の細胞壁を壊さず風味まで瞬間冷凍されるので、解凍した時には新鮮な味が残っています。
旬の味を瞬間冷凍で休眠させるんですね。
この冷凍システムのおかげで一度に収穫された栗を、季節問わず栗菓子という形で堪能できるのです。
恵那川上屋をおすすめする最後の理由は・・
栗きんとんの発祥の地
だからです。
恵那川上屋 のある岐阜県東部は栗きんとんの発祥の地と言われています。
ちなみに、この栗きんとんは炊いた栗に砂糖を入れて、茶巾で絞って形を整えるお菓子です。
お正月のおせち料理にはいっている栗金団とは別物ですよ。
栗きんとん(栗金餡)は岐阜県東部地方の名物です。
是非、一度恵那川上屋 の栗きんとんを味わってみてはいかがでしょうか。
健康のこと考えたらオリーブオイル、その正しい選び方とおすすめは?
オリーブオイルの歴史
オリーブオイル=果汁というのはご存じだったでしょうか?
正確に言うと、その果汁を水分と油を分離して油だけを集めたものがオリーブオイルなのですが・・
それはともかく、まず、オリーブの歴史ですが、
聖書にでてくる大洪水の話はご存知でしょうか?
ノアという人がその洪水を生き延び、水が引いたかどうか調べるために、鳩を箱舟から飛ばしたところ、オリーブの葉を加えて戻ってきたという話です。
それが今から約4000年前の話ですので、オリーブは少なくともノアの時代からありました。
次にオリーブオイルの使用についてですが、古くから各地で様々の用途のために使われていました。
例えば、古代エジプトでは重い資材などを運ぶ際の潤滑油としてオリーブオイルを使っていました。
また中東では、オリーブオイルを日常の食品だけでなく、化粧品、日焼け止め、打ち身やケガの痛みを和らげる薬用としても使用していました。
現代でも、オリーブオイルはありとあらゆるものに使われています。
薬、化粧品、洗剤などです。
それでも、やはりオリーブオイルが主に食品に使用されています。
スペインやイタリアでは「毎朝スプーン1杯のオリーブオイルが健康をつくる」ということわざが今でも残っているそうです。
現在のオリーブの生産国の98%は地中海に面している国であることを考えると、このことわざ通りオリーブオイルが生活に深く根付いているのが良く分かります。
さて、古代から薬用や化粧品に使われてきていたり、オリーブオイルが健康に良いということわざがあったりと、オリーブオイルが持つ健康効果が気になってきますね。
オリーブオイルの健康効果
一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)
オリーブオイルの健康効果を期待できる一つ目の理由は「一価不飽和脂肪酸」です。
まず簡単に脂肪酸の流れを説明します。
脂肪酸には二つの種類があります。
飽和脂肪酸はココナッツバター、バター、マーガリン、生クリーム(乳脂肪)、チーズ、牛肉などに多く含まれています。
重要なエネルギー源ではありますが、飽和脂肪酸をとりすぎると、血中総コレステロールが増加し、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患のリスクが増加することが予想されています。
出典:農林水産省
ですので、飽和脂肪酸が豊富に含まれる食品の取り過ぎには要注意です。
一方、不飽和脂肪酸は、また二つの種類に分かれます。
一価不飽和脂肪酸は、オリーブオイル、マカダミアナッツ、生クリーム(植物性)、牛肉などに多く含まれていて、一価不飽和脂肪酸の大部分は「オレイン酸」です。
一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)には血液中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる効果があります。
多価不飽和脂肪酸はオメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸に分けることができます。
オメガ6系で有名な脂肪酸はリノール酸で、必須脂肪酸(体内で合成できないため、食事からの摂取が必要)で、コーン油、大豆油、ごま油に多く含まれていています。
オメガ3系脂肪酸の中で代表的な脂肪酸は、えごま油やあまに油に豊富に含まれているリノレン酸や、青魚に含まれるEPA、DHAです。
厚生労働省のHPには多価不飽和脂肪酸に関する以下のコメントが載っていました。
これらは動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。ただし、熱や光、空気で酸化しやすく、過酸化脂質になるので注意が必要です。高温で調理すると大気中の酸素と反応し過酸化脂質となるので、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどに向いています。
出典:e-ヘルスネット 厚生労働省
ということですので、時間と熱には注意が必要ですね。
多価不飽和脂肪酸が多く含まれる油で調理されたフライ物で、かつ時間がたっている物は、過酸化脂質がすごそうですね・・
ここまで長くなってしまいましたが、
簡単にフローチャートで表してみました
ここからようやく、オリーブオイルに含まれる一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)の話に入れます。
簡単に話します。
オリーブオイルに含まれる脂肪酸の内訳は以下の通りです。
飽和脂肪酸 13.29g/100g
多価不飽和脂肪酸 7.24g/100g
出典:日本食品標準成分表
オリーブオイルは食品の中で最も一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)が含まれています。
食品ランキング一価不飽和脂肪酸部門で堂々の第一位です!!!
先ほども書いたように、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)には血液中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる効果があります。
オリーブオイルを積極的に選んでいきたいですね!
ポリフェノール
オリーブオイルの健康効果を期待できる二つ目の理由は「ポリフェノール」です。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールはワインやチョコレートにも含まれる抗酸化作用を期待できます。
ワインやチョコレートの健康効果についてはこちらのブログもご覧いただけると幸いです。
さて、話を進めます。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールの名前は・・
- ヒドロキシチロソール
- オレオカンタール
- オレウロペイン
聞いたことのない名前ですね、カテキン、フラボノイド、イソフラボンとかはよく耳にしますが。
それぞれの効果を見ていきたいと思います。
ヒドロキシチロソール
ファンケルのモニター調査によると、美白効果が期待できます。
オレオカンタール
エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを舐めたときに感じるピリピリする物質です。
オレオカンタールには抗炎症作用があり、また、アルツハイマーを予防する効果もあります。
オレウロペイン
エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの苦みの元です。
コレステロールが酸化するのを防いだり、抗菌、抗ウイルス作用があり、私たちの免疫を強化してくれます。
頼もしい限りです。
ビタミンE
オリーブオイルの健康効果を期待できる三つ目の理由は「ビタミンE」です。
オリーブオイルに含まれるビタミンEはポリフェノールと同じく抗酸化作用があります。
ビタミンEはいくつかの種類に分けられるのですが、
オリーブオイルには、一番作用が高い「α‐トコフェロール」が一番多く含まれています。
α‐トコフェロール 7.4㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
ビタミンEは血行改善、老化を防ぐ、生活習慣病の予防になります。
気を付けたいのは、このビタミンEは熱や酸に強いのですが、光に弱いです。
なので、オリーブオイルは直射日光に当たらないところに保管しましょう。
うーん、保存の仕方も気を付けたいですが、やはり、気になるのはオリーブオイルの種類と用途にあった使い方ではないでしょうか?
オリーブオイルの選び方
国内ではオリーブオイルは2種類の名称で呼ばれています。
- ヴァージン・オリーブオイル
- ピュア・オリーブオイル
違いは、
ヴァージン・オリーブオイルはオリーブの果実を絞って、オイルにしたものです。
なので、天然成分本来の香りや味わいを楽しむことができます。
一方・・
ピュア・オリーブオイルは精製したオリーブオイルにヴァージン・オリーブオイルをブレンドしたものです。
精製しちゃうんですから、味や香りがなくなります(オレイン酸などの脂肪酸は変わりません)。
そこに一番搾りのエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルなどをブレンドして味わいを出します。
そうすると、健康効果を得るにはポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれるヴァージン・オリーブオイルを選んだほうが良さそうですね。
おすすめのオリーブオイルは
ここでオリーブオイルの中でも特におすすめしたいのは、ミシュランレストランガイド取得シェフ達が10年以上愛用しているキヨエのオリーブオイル です。
なぜ、キヨエ をおすすめするかというと・・
一つ目の理由は、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルだからです。
つまり、完熟オリーブの一番搾りのオリーブジュースからできる純度100%のフレッシュオイルです。
キミエを推奨するもう一つの理由は、その製法です。
ノンフィルター製法という製法をご存知でしょうか?
多くのオリーブオイルはオリーブ果実から油を搾り取った後の濁った状態から活性炭素フィルターなどを通して不純物などを取り除くのですが・・
問題は、フィルターを使うと旨みや味わいまで取り去ってしまうのです。
これでは、オリーブに含まれる健康成分が台無しになってしまうことにもなりますね。
一方、「キヨエ」のオリーブオイルはノンフィルター製法で工程内容は次の通りです。
①完熟した実だけを収穫
②その日のうちに絞る
③オイルが上澄みとなって分離
④何も加えず、そのまま瓶詰
しかも、③の「完熟オリーブ果実をジュースにして、寝かせて自然分離させる」工程は、最低3か月以上寝かせています!!
市場に出回っているエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルの中でもノンフィルター製法のものは極希少品です。
最後に「キヨエ」をおすすめする理由は「味」にあります。
ミシュランガイド東京2008年3つ星を獲得した東京・元麻布日本料理店「かんだ」の料理長もキヨエのHPでこう述べています。
「キヨエ」は、オリーブの癖がなくサッパリしているので油に加えてあげるだけで素材をより美味しく仕上げることができます。
日本料理にオリーブオイル?と思うかもしれませんが、
これがキヨエの特徴です。
強い青さ・雑味を抑えているので、塩・醤油・ダシと相性が良いんです。
イタリア料理だけではなく、日常の食生活に少し足すだけで美味しさアップします。
というわけで、オリーブオイルの歴史から、その健康効果、そして、オリーブオイルのおすすめまで見てきましたが。
是非、健康効果が期待できるオリーブオイルを摂取したいことを考えると、キヨエのオリーブオイルも一つの選択肢としてみてはいかがでしょうか。
キヨエ・オリーブオイル は次の方に絶対におすすめです。
・料理が上手くなりたい方
・手軽においしい料理を作りたい方
・喜ばれるギフト・内祝いをお探しの方
・美容や肌荒れで油選びを考えている方
・体内環境で悩んでいる方
味噌汁を毎日飲んで長生きをしよう!おすすめの味噌は大阪のあの・・
味噌の歴史
古くから日本人の調味料として使われてきた味噌の起源は二つ説があります。
一つは古代中国の食品「醤(しょう)が起源というもの、
もう一つは古代日本の塩漬け食品が、味噌に進化したのではないか、というものです。
日本で初めて「味噌」という言葉が確認できるのは平安時代になってからです。
天皇三代により書かれた歴史書「日本三大実録」(901年)には「味噌」という文字が載せられています。
鎌倉時代になると、味噌の使い方に変化が起こります。
そうです、今までは味噌そのものを食べていたのが、味噌汁が登場するようになります。
こうして味噌は質素倹約を重視する食事の形である「一汁一菜」の重要な役割を果たすようになりました。
戦国時代になると戦陣食(兵糧:戦争時における軍隊の食事)に米と共に味噌が重宝されるようになりました。
なにしろ、味噌は貴重なタンパク源になりますし、保存できる栄養食だったため、戦時には干したり焼いたりして携帯し易くしていました。
江戸時代になると、味噌はなくてはならない食品になっていきました。
「医者に金を払うよりも、味噌屋に払え」ということわざも、この江戸時代に生まれました。
戦国時代の兵糧に欠かせなった味噌・・医者より味噌屋に金を払えのことわざ・・
味噌の栄養素も気になるところです。
味噌の栄養素
タンパク質
味噌は「調味料」の部類ではタンパク質が割と多く含まれているほうです。
だし入り味噌 13.2g/100g
豆味噌 17.2g/100g
出典:日本食品標準成分表
豆味噌はタンパク質量が多いですね。
豆味噌の代表格は八丁味噌、名古屋味噌、伊勢味噌などです。
タンパク質は、三大栄養素の一つであり、エネルギーの源や体の組織を作る働きをしています。
たんぱく質が欠乏すると、成長障害・体力や免疫力の低下などが起こりますので、しっかりと摂取していきたいですね。
タンパク質の一日の摂取量は男性で60~65g、女性で50gを心掛けましょう。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンとはいったい何者?
はい、大豆に含まれるポリフェノールの一種です。
女性ホルモンに構造が似ているので植物性エストロゲンとも呼ばれています。
骨粗しょう症の予防や、更年期障害の軽減、乳がん、前立腺がんなどの予防効果が期待できます。
大豆に含まれるイソフラボンは抗酸化作用やエストロゲン作用を期待できるんですね。
あっ、ただイソフラボンは2種類あって、
分子が小さく吸収しやすいのは「アグリコン型」になります。
発酵食品である納豆や味噌にはイソフラボン「アグリコン型」がより多く含まれています。
これは免疫と美容のために毎日味噌汁を飲むしかないですね!
カルシウム
味噌には骨を作る材料となるカルシウムも豊富に含まれています。
だし入り味噌 97㎎/100g
豆味噌 150㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
豆味噌で言うと、「小松菜」と同じ量です。
食物繊維
食物繊維には整腸作用があり、便秘の改善に役立っています。
味噌には食物繊維が豊富に含まれています。
だし入り味噌 4.6g/100g
豆味噌 6.5g/100g
ごぼう、ゆで 6.1g/100g
出典:日本食品標準成分表
ごぼうより豆味噌の食物繊維の量が多いというのは驚きです(もちろん味噌の摂取する量は少ないですが) 。
繰り返しになりますが、毎日味噌汁飲んで長生きしなきゃですね!
毎日、カラダに取り入れるものですから、味噌も良質なものを選びたいですよね。
ここでおすすめしたい味噌があります。
おすすめの味噌は?
おすすめしたいのは、ミシュランガイド掲載三ツ星店が使用する老舗味噌屋「大源味噌」です。
「大源味噌」を推薦する理由は以下の通りです。
1.圧倒的な歴史
なんと、大源味噌 の起源は江戸時代文政6年(1823年)にまでさかのぼります!
明治時代に入り、3代目の竹島源蔵により「大源」の素材や製法には一切妥協しない、とても厳しい考えが確立されました。
2.大阪で190年余り愛され続けている味
大阪日本橋で江戸時代から味噌一筋、味にうるさい大阪人を納得させる味を代々継いできました。
3.みそソムリエが5名在籍
みそソムリエとは? 味噌文化の伝道者、味噌を深く愛する理解者、味噌を受け継ぐ伝承者・・だそうです。豊富な知識と専門性を兼ね備えたスタッフが対応してくれるのは安心ですね。
4. ミシュランガイド掲載店が【大源味噌】 を使用している
例えば、
日本料理 龍吟 日本料理 かんだ 玄斎 直心 本湖月 鮨 原正 堀江 味吉兆 味吉兆 ぶんぶ庵 神戸吉兆 割烹まつもと
などなど、
5.素材のこだわり
国産かつ無添加に力をいれています。
例えば、大源味噌 のプレミアム醸造味噌は、お米は有機の魚沼産コシヒカリ、大豆は有機の魚沼産エンレイ、塩は沖縄の石垣の塩を、さらに醸造元も長野県の有形文化財の指定を受けた蔵で仕込む、などとことんこだわったお味噌も製造しています。
ギフトも豊富ですし、200gずつの少量パック詰め合わせの「大源味噌の食べ比べセット」という商品もあり、いろんなお味噌を試せるのが魅力的です。
是非、創業文政六年長年大阪で一番歴史ある、ミシュランガイド掲載三ツ星店が使用する老舗味噌屋【大源味噌】 の味噌を試してみるのはいかがでしょうか?
赤身の牛肉の脂肪はカラダに良いのか?栄養的におすすめのお肉は・・
日本での牛肉の歴史
まずは牛さんがいつから日本に居たのかというところから始めたいと思います。
そもそも牛は日本列島には居なかったようです。
中国大陸から持ち込まれたと考えられています。
輸入されてきたんですね。
古墳時代前期には牛の形をした埴輪が存在していることから、そのころから牛の飼育が始まっていたと思われます。
古墳時代後期(5世紀頃)には、南郷遺跡(奈良県)から牛骨が出土されています。
奈良時代(675年)になると、天武天皇が牛、馬、犬、猿、鶏の肉食を禁じる、「肉食禁止令」が発行されました。
ということは、裏を返せばその当時から牛肉をもう食していたということになりますね。
江戸時代になると、牛肉は「滋養強壮の薬」として食べられていたようです。
ただ牛肉が食べられていたのは「薬屋」で、まだまだ大っぴらに食べられる文化ではなく、隠れて食べていたそうです。
堂々と牛肉が食べられるようになったのは、皆さんご存知の通り、明治時代になってからです。
明治になると、福沢諭吉が牛肉を食べるよう奨励したり、明治天皇自ら牛肉を食べるようになったりして、牛肉の食文化が築かれていきました。
滋養強壮に食べていたり・・福沢諭吉が食べるように勧めたり・・明治天皇まで食べるようになった牛肉・・栄養素も気になるところです。
牛肉の栄養素
タンパク質
牛肉は高タンパク質食品です。
【和牛肉】
モモ肉(赤肉、生) 21.3g/100g
ヒレ肉(赤肉、生) 19.1g/100g
【輸入肉】
モモ肉(赤肉、生) 21.2g/100g
ヒレ肉(赤肉、生) 20.5g/100g
出典:日本食品標準成分表
モモ、ヒレの赤肉は高タンパク質になります。
また、肩肉の赤肉も高タンパク質です。
タンパク質を効率的に摂取するには赤身肉を選びたいですね。
タンパク質は、三大栄養素の一つであり、エネルギーの源や体の組織を作る働きをしています。
たんぱく質が欠乏すると、成長障害・体力や免疫力の低下などが起こりますので、しっかりと摂取していきたいですね。
タンパク質の一日の摂取量は男性で60~65g、女性で50gを心掛けましょう。
鉄分
体の中に酸素を運搬する役目をしてくれます。
そのため、鉄分が不足すると貧血になる恐れがあります。
牛肉には鉄分が割と多く含まれています。
和牛肉 もも(赤肉、生) 2.8㎎/100g
和牛肉 ランプ(赤肉、生) 2.9㎎/100g
和牛肉 ひれ(赤肉、生) 2.5mg/100g
第三胃(生) 6.8㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
牛肉の部位の中で、最も鉄分が多く含まれているのは第三胃(センマイ)でした。
鉄分量は、肉類でのランキングで3位です!!
牛肉の鉄分はヘム鉄と呼ばれ、野菜などに含まれる非ヘム鉄に比べて吸収率が何倍を良いとか。
ちなみに鉄分が豊富と言われている「ほうれん草」の鉄分含有量は0.9~2.0㎎であることを考えると・・
貧血予防には牛肉などを積極的に取り入れたいですね。
亜鉛
牛肉は亜鉛の含有量も豊富です。
和牛肉 肩(赤肉、生) 5.7㎎/100g
和牛肉 もも(赤肉、生) 4.5㎎/100g
和牛肉 ランプ(赤肉、生) 4.9㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
やはり、赤身肉のほうが亜鉛の量が多かったです。
亜鉛は、味覚を正常に保つ働きがあり、皮膚や粘膜の健康を維持させます。
しかし、牛肉というと脂肪が気になります。
果たして、牛肉の脂肪はカラダに良いのでしょうか??
牛肉の脂肪について
「霜降り」の牛肉なんて聞くと。脂肪分が多くてカラダに悪そうというイメージがありますが・・
確かに、脂肪が多い=カロリーが高い、となるので、過剰摂取は禁物です。
しかし、牛肉に含まれる脂肪についてじっくり考えてみたことはあるでしょうか?
まず、脂肪についてですが、その9割は脂肪酸という物質でできています。
脂肪酸を大きく分けると、二つに分けられます。
飽和脂肪酸については、LDL(悪玉)コレステロールを増やすことが分かっています。
また、心疾患のリスクが高くなります。
一方で、飽和脂肪酸が不足すると、脳出血のリスクが高まるそうです。
飽和脂肪酸を取らな過ぎも良くないんですね。
もう一つの脂肪酸である不飽和脂肪酸は以下の二つに分類できます。
一価不飽和脂肪酸はオリーブ油で有名なオレイン酸という脂肪酸です。
一価不飽和脂肪酸は血液中のLDL(悪玉)コレステロール値を減少させ、HDL(善玉)コレステロールを減少させない働きがあります。
また、動脈硬化などの循環器系疾患のリスクを減らす可能性があると言われています。
多価不飽和脂肪酸ですが、魚油に含まれるDHAやEPAが有名ですね。
多価不飽和脂肪酸は血栓を予防したり、血液の中の中性脂肪を低下させ、動脈硬化や高脂血症などを予防するといわれています。
また、多価不飽和脂肪酸も一価不飽和脂肪酸と同じくLDL(悪玉)コレステロールを下げる働きがありますが、逆に摂取し過ぎると、HDL(善玉)コレステロールも下げてしまう可能性があります。
何事もバランスを良く摂取するですね。
ところで、牛肉の脂肪酸割合がどんな感じなのでしょうか?
【和牛肉】
リブロース 脂身つき、生
19.81㎎/100g 29.80㎎/100g 1.39㎎/100g
ヒレ 赤肉、生
5.79㎎/100g 6.90㎎/100g 0.49㎎/100g
【輸入牛肉】
リブロース 脂身つき、生
7.15㎎/100g 6.00㎎/100g 0.49㎎/100g
ヒレ 赤肉、生
1.99㎎/100g 1.79㎎/100g 0.22㎎/100g
※左から、飽和、一価、多価の順
出典:日本食品標準成分表
興味深いのが、牛肉には飽和脂肪酸がもちろん含まれているのですが、一価不飽和脂肪酸も同等量含まれているんですね!!
しかも、「和牛肉」のほうが一価不飽和脂肪酸の量が「輸入牛肉」よりも多いです。
これは一価不飽和脂肪酸を効果的に摂取するには和牛肉がおすすめなのは明らかですね。
但し、カロリーも高くなりますから、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
ここで、おすすめしたい和牛肉があります。
おすすめの和牛肉
ご紹介するのは、
鹿児島黒毛和牛を扱っている1129LTD.nikulaboさんです。
なぜ、おすすめかというと・・
経産牛を主に扱っているからです。
経産牛??という方に、まずは経産牛とは何かを説明しますね。
簡単に言うと、出産を経験した牛さんのことです。
もう少し詳しく言うと、子を産み終わったメス牛に半年間ほどに渡ってタンパク質が多い、濃厚飼料を与え(再肥育と言うそうです)、肉牛として出荷された物を「経産牛」言います。
経産牛の特徴は,サシが入りにくい、肉食の色は濃い赤、味に深み、があります。
復習になりますが、赤身肉のほうが、タンパク質、鉄分、亜鉛が多く含まれています。
これらの栄養分を効率よく摂取するにも、経産牛はおすすめです。
もう一つ、鹿児島黒毛和牛を扱っている1129LTD.nikulaboさん をおすすめする理由は・・
和牛だからです。
これは不飽和脂肪酸の復習になりますが、「輸入牛肉」より「和牛肉」のほうが悪玉コレステロール値を下げる働きがある不飽和脂肪酸(特に一価不飽和脂肪酸)の含有量が高いというのはお分かりになったかと思います。
【和牛肉】
飽和 一価 多価
リブロース 脂身つき、生 19.81㎎/100g 29.80㎎/100g 1.39㎎/100g
【輸入牛肉】
飽和 一価 多価
リブロース 脂身つき、生 7.15㎎/100g 6.00㎎/100g 0.49㎎/100g
出典:日本食品標準成分表
リブロースの脂肪酸を和牛肉と輸入牛肉で再確認して見ると、なんと、和牛肉の一価不飽和脂肪酸量は輸入牛肉に比べて、約5倍も多いですね!!
しかも雌牛のほうが不飽和脂肪酸が多いということも分かっています。
だから雌和牛の肉は柔らかく、脂もとろけていくんですね。
「黒毛和牛生産量日本一」「全国和牛能力共進会日本一」の黒毛和牛王国鹿児島に生まれた1129 LTDで、
是非、経産雌和牛のとろける肉を味わってみてはいかがでしょうか?
世界一堅い食材の鰹節が持つ栄養素とは?
鰹節の歴史
飛鳥時代(701年)に日本初の法律である「大宝律令・賦役令」が制定され、「堅魚」(干しカツオ)、「煮堅魚」、「堅魚煎汁」、が献納品として指定されます。
この当時はまだ、現在の鰹節ではなく、干しカツオでした。
でも、カツオ(鰹)の語源は身が堅いという意味の堅魚(かたうお)から来ているんですね。
さて、室町時代になると、四条流庖丁書(1489年)という料理本に「花鰹」の文字があり、干しカツオではなく、さらに堅いカツオを削ったものが料理に使われていたことが分かっています。
江戸時代に入ると、堅魚は鰹節という形態に変化を遂げていきます。
角屋甚太郎という人が燻製(くんせい)することにより魚肉中の水分を減少させる方法(燻乾法:くんかんほう)を考え出しました。
鰹節の工程でいうと荒節の状態のものです。
※荒節とは、カビ付けする前の表面が黒く焦げたような状態のものをいいます。
その後、悪カビの発生を予防するために、荒節にカビ付けが行われるようになりました。
カビ付けと乾燥を少なくとも2回以上繰り返したものを枯節と言います。
表面上は、薄茶色の粉に覆われたような状態になります。
この製法が日本各地で取り入られるようになり、明治時代に入ると、土佐節・薩摩節・伊豆節が三大名産品と称されるようになりました。
現在では、枕崎市(鹿児島県)、指宿市(鹿児島県)、焼津市(静岡県)の3市で国産鰹節生産の約99%を賄っています。
三大名産の一つである土佐節は脱落ですね・・(高知といえばカツオですが、漁獲量は日本全国の8%ほどに過ぎません)
ところで現在の鰹節の消費量が日本一の県はどこかご存知でしょうか?
沖縄県です。
年間一人当たり50袋相当(一袋2.5g計算)を消費しています!
理由の一つには、琉球時代の宮廷料理は鰹節をたっぷり使用し、塩分を控えめにする薬膳料理だったそうです。
薬膳料理・・
そうすると、鰹節に含まれる栄養分が気になります。
発酵食品である鰹節の栄養素
タンパク質
鰹節はタンパク質がぎゅっと詰まった宝庫です。
どれくらい宝庫かというと・・
そうだがつお(生) 25.7g/100g
鰹節 77.1g/100g
出典:日本食品標準成分表
生の鰹に比べて約3倍のタンパク質が含まれていますね!
ただし、鰹節ですから、あの薄っぺらいものを何袋も食べるのでは割が合いませんので、料理に混ぜたり、トッピングしたりして使っていきましょう。
タンパク質は、三大栄養素の一つであり、エネルギーの源や体の組織を作る働きをしています。
たんぱく質が欠乏すると、成長障害・体力や免疫力の低下などが起こりますので、しっかりと摂取していきたいですね。
タンパク質の一日の摂取量は男性で60~65g、女性で50gを心掛けましょう。
出典:日本人の食事摂取基準(2020年版)厚生労働省
カリウム
鰹節はむくみをとる働きがあるカリウムも豊富です。
カリウムの含有量は940㎎/100gです。(出典:日本食品標準成分表)
魚介類ではランキング2位です。
カリウムはナトリウムを身体の外に排出しやすくする作用があり、塩分の摂り過ぎによる高血圧の予防などに効果を期待できます。
鉄分
体の中に酸素を運搬する役目をしてくれます。
そのため、鉄分が不足すると貧血になる恐れがあります。
鰹節には鉄分が5.5㎎/100g含まれています。
魚介類でのランキングは7位タイです。
イノシン酸
三大うま味成分の一つです。
ちなみに三大うま味成分は、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、椎茸のグアニル酸です。
鰹節に含まれている、うま味成分であるイノシン酸の量は470~700㎎/100gです。
うま味には減塩効果があります。
塩分を取りすぎると生活習慣病になりやすいことは、事実です。
しかし、単純に塩分を少なくしても、食の喜びや楽しみが半減されては残念ですよね。
そこで、うま味を活用すれば、料理を減塩しても、美味しさを損なわずに済みます。
しかも、イノシン酸とグルタミン酸を1:1で配合するとうま味成分が7~8倍になるそうです!
このうま味にこだわりたい方に朗報です。
鰹節のおすすめ商品
味覚に繊細な料理人・和風テーストを欲する方・奥深い味わいを求める方におすすめなのが料理人が使うかつお節【カネイ】です。
カネイ株式会社は神戸発祥100年を越える老舗削り節メーカーです。
かつおに特化した「花」の大きなふりかけ・ふしを削る技術があります。
また、バリエーション・お客様の需要に直ぐに対応できるところも大手と違ってフットワークが軽くおすすめです。
実際、当社のHPを拝見すると・・
オンラインショップの値段では送料等も考えてどうしても無理!というお客様
定期購入・大量購入をご検討の方は、弊社営業部隊が直接交渉させていただきます。
業者の方は勿論!個人のお客様でも親身にご対応させていただきます。
お気軽にご連絡ください。
とありました。
親身に対応してくれるところがとても良いですね!
また、鰹節だけを毎日簡単に摂取できるおすすめ商品があります。
化学調味料・着色料・保存料不使用の、カツオふりかけです。
このふりかけは国産丸大豆醤油、みりん、グラニュー糖、食塩だけで味付けした花かつおが入っています。
これなら美味しく簡単に鰹節を摂取できますね。
味覚に繊細な料理人・和風テーストを欲する方・奥深い味わいを求める方、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
唐辛子の効果と、激辛七味唐辛子のおすすめ商品は?
唐辛子の歴史
唐辛子の最も古い原産地は南米です。
インカの埋葬所から出土された陶器には唐辛子の絵が施されていました。
また、ミイラと一緒に唐辛子も埋葬されていたそうです。
1493年、コロンブスの第二次航海時に同行した医師により、唐辛子の種がスペインに持ち帰られた、と考えられています。
その後、16世紀ごろにはスペインで唐辛子が栽培されるようになり、ヨーロッパ全土に広がっていきました。
ただ、ヨーロッパでは唐辛子は食材として利用するよりかは、室内観葉植物としてのほうが人気があったそうです。
確かに、ヨーロッパで唐辛子をたくさん取り入れている料理は少ないですね。
スペイン人の友達も「スペインでは、唐辛子はあまり使わないよ」言っていたのを思い出します。
例外は、イタリアでしょうか?
「ペペロンチーノ」というパスタがありますが、ペペロンチーノはイタリア語で唐辛子の意味です。
話を戻します。
唐辛子は16世紀にはハンガリーにも伝わりました。
イタリアやスペインと違い寒い国であるハンガリーでは、香辛料として使用されるのではなく食材として使われました。
そこで食用として誕生したパプリカです。
「パプリカ」はハンガリー産だったんですね。興味深い・・
ちなみに、パプリカはピーマンと同じく、唐辛子の仲間です。
あっ、あとパプリカは,消化不良やリウマチ性の痛み等の治療にも使われてきたそうです。
そうすると、唐辛子の栄養や健康効果も気になるところです。
唐辛子の健康効果
カプサイシン
唐辛子等に含まれる辛さの成分です。
カプサイシンには以下の特徴があります。
- 気体になりにくい特性があるので、唐辛子を粉々にしても辛さは減らない
- 加熱しても壊れにくいので辛さは減らない
- 水には溶けにくい
- 油やアルコール、醬油や酢には溶けやすい
なるほど、確かに油や醤油などに漬けた唐辛子などをよく目にしますが、辛さの成分であるカプサイシンが脂溶性だからなんですね。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、私たちの味覚や嗅覚を刺激して、食欲を増進させる作用があります。
また、カプサイシンには発汗作用があります。
これは、皆さん辛い物を食べているときに経験しているのでよく分かるのではないでしょうか。
また、カプサイシンを肌に塗ると刺激され痛みが感じにくくなります。
カプサイシンによる刺激により、血行が広がり血の流れが良くなり温まる効果もあります。
実際、温湿布にはトウガラシエキス(カプサイシン)の成分を含んだものを販売されています。
例えばこれなんかそうです。
最後にカプサイシンは、摂取しすぎるとと喉や胃腸の粘膜を痛めてしまいますので注意が必要です。
なんでも、ほどほど、適量が良いですね。
ビタミンA
視覚、粘膜や皮膚の健康を維持するのに必要なビタミンです。
皮膚の健康・・ということは美肌効果を期待できそうですね。
唐辛子(乾燥)にはビタミンA(レチノール活性当量)が1500㎍(マイクログラム)/100g含まれています。
食品全体でのランキングは10位、野菜類でのランキングは1位となります。(参照先:日本食品標準成分表:文化科学省)
ちなみに、生の唐辛子の含有量は640㎍/100gでした。
ビタミンAを効果的に取るには乾燥した唐辛子を摂取したほうが良さそうですね!
ビタミンC
唐辛子(生) 120㎎/100g
唐辛子(乾) 1㎎/100g
出典:日本食品標準成分表:文化科学省
ビタミンCを効果的に取るなら、生の唐辛子がいいですね。
乾燥した唐辛子はほぼビタミンCが失われてしまうんですね。
生の唐辛子を丸かじり!なんでいかがでしょうか。
ビタミンCはコラーゲンの生成、皮膚や粘膜の健康維持、病気やストレスへの抵抗を高める働きがあります。
美肌を保ち、風邪を引かない体を作るためにもビタミンCは毎日100㎎を目安として摂取していきたいですね。
唐辛子の効果は様々あるというのは分かりました。
七味唐辛子のおすすめ商品
ところで、唐辛子と言えば日本のザ・調味料「七味」ではないでしょうか?
うどんに七味、そばに七味、ラーメン、牛丼、親子丼、豚汁・・挙げたらきりがないですが、「七味」は万能調味料です。
七味唐辛子は色々ありますが、激辛が大好きな方におすすめなのがおちゃのこさいさい の七味唐辛子です。
「舞妓はんひぃ~ひぃ~」や「世界一辛い一味唐辛子」で有名な、かつメディアでも良く紹介されている【おちゃのこさいさい】 の七味は激辛です。
なぜかというと、「ハバネロ」を使用しているからです。
どれくらい辛いかというと・・
七味唐辛子によく使われている鷹の爪=4~5万スコヴィル(辛さの単位)と言われています。
「舞妓はんひぃ~ひぃ~」に使用しているハバネロ(レッドサビナ)=35~58万スコヴィルといわれています。
ハバネロ(レッドサビナ)辛さは鷹の爪の辛さの約10倍
もう激辛を超えて「狂辛」ですね。
「狂辛」大好きな方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
あっ、ちなみにこのハバネロは契約農家で育てた「国産」ですので安心ですね。
あの?栄養素が豊富な辛子明太子、博多名産のおすすめは・・
辛子明太子の歴史
この食欲をそそる色と艶・・白い温かいご飯と一緒にガツガツと食べたくなってきます!
辛子明太子(からしめんたいこ)はスケトウダラの卵巣を唐辛子などの調味液で漬け込んだ食べ物です。
明太子という言葉はどこから来たかというと・・
タラコはスケトウダラの子なので、明太子と呼ぶようになったそうです。
また、もともと明太子=タラコ=スケトウダラの子=スケトウダラの卵巣であり、辛子明太子は唐辛子の調味料などを明太子に漬け込んだもののことです。
なので、語源的に言うと、明太子と辛子明太子は別物ですね。
辛子明太子は、川原俊夫が中州市場に「ふくや」を創業した時に、釜山で食べた明卵漬(ミョンランジョ)を再現しようとして作った辛子明太子の第一号が1949年にお店に並ぶようになりました。
が、当時は全く売れなかったそうです。
開発に10年をかけて試行錯誤した結果、1957年頃には口コミで少しづつ近所の人や県外にも広がるようになりました。
1975年には山陽新幹線の岡山⇔博多間が開通すると一気に辛子明太子は全国的に有名になっていきました。
博多の辛子明太子が全国的に普及するようになった背景には、「いい話」があって・・
辛子明太子が「ふくや」で大行列ができるほど人気になると、他業者も売りたいとの要望があり、その都度、他業者さんにも辛子明太子の作り方を教えてあげたそうです。
自分のものだけにしない寛大な精神が素晴らしいですね!
どおりで博多には何十社という辛子明太子業者がひしめいているのですね。
ところで、今や全国的に大人気な辛子明太子が美味しいのは分かるのですが、栄養素は高いの?と思われるかもしれません。
辛子明太子の栄養素
ビタミンC
これは意外と思われる方も多いのではないでしょうか。
手軽にビタミンCを取れる食べ物といえば、ジュースや料理などになんでも使える万能な「レモン」を思い出す方も多い方と思います。
レモンの栄養素やおすすめ商品については下記のブログもご覧いただけると幸いです。
早速、辛子明太子のビタミンC量を見ていきましょう。
辛子明太子 76㎎/100g
なんと!辛子明太子のビタミン量は魚介類(もちろん魚類も含みます)の中でランキング1位なんです!!(拍手)
ちなみに、明太子(タラコ)は32㎎/100gでした。
恐らく、添加物としてビタミンCが加えられているせいか、または調味料に使われる唐辛子に含まれるビタミンCの影響かと思われますが、タラコより辛子明太子のほうがビタミンC量は多いです。
ビタミンCはコラーゲンの生成、皮膚や粘膜の健康維持、病気やストレスへの抵抗を高める働きがあります。
美肌を保ち、風邪を引かない体を作るためにもビタミンCは毎日100㎎を目安として摂取していきたいですね。
ナイアシン
もう一つ注目したい辛子明太子の栄養素はビタミンB群の仲間であるナイアシンです。
ナイアシン量は・・
タラコ(生) 49.5㎎/100g
タラコ(焼き) 56.9㎎/100g
辛子明太子 19.9㎎/100g
ナイアシン量は辛子明太子より明太子(タラコ)のほうが多いんですね。
ちなみに、タラコはナイアシン量の多い食品第1位になっています!!
辛子明太子は第3位です!
ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ナイアシンが不足するとペラグラ(皮膚炎、下痢、認知症)という欠乏症を引き起こします。
1日の上限量は成人で300㎎NEです。
辛子明太子は塩分やコレステロールには注意が必要ですが、意外にビタミンCが豊富に含まれていたり、ビタミンB群のナイアシン量が食品のなかでも突出していたりと、メリットもある食べ物だということが分かりました。
でも、辛子明太子に使われている素材にもこだわりたいですね。
そこで、おすすめするのが・・原卵にこだわった福さ屋の辛子めんたい です。
辛子明太子のおすすめ商品
「ぴしゃっとがついとぅ」
「ピシャッと9時をお知らせします」
のキャッチコピーで有名な「福さ屋」さん。
博多の「福さ屋」の辛子明太子をおすすめする理由は、素材選び、味付け、工程においてこだわりがあるからです。
順番に説明していきますね。
素材選び
美味しい辛子明太子を作る上でまず大切なのはタラコ選びです。
質が悪いタラコを選んでしまっては、美味しい辛子明太子が出来上がりません。
その点「福さ屋」では、11月~4月の寒冷期のスケトウダラの中から、色目、粒子感(ツブツブ感)があるか、また「福さ屋」の基準にマッチしているかをチェックした上で質のよいタラコを選んでいくのでおすすめです。
味付け
「福さ屋」では漬け込み時の調味料にもこだわりがあります。
使用する調味料は「魚醬」です。魚醤とは「魚」の「醤油」です。
醤油は大豆を発酵させて作りますが魚醤は魚を発酵させて作った調味料です。
「福さ屋」では鰯(イワシ)の魚肉を使った魚醤を辛子明太子の調味料として使用しています。
魚を塩と共に漬け込むと魚に含まれる動物性タンパク質が分解されるので、濃厚な旨味を有するようになります。
この魚醤で辛子明太子を漬け込んでいくので、絶妙なコクを生み出します。
もう一つの調味料は「唐辛子」です。
「福さ屋」では辛子明太子に成熟した唐辛子を厳選して使用しています。
熟れた唐辛子は辛味だけでなく甘味も含んでいます。
なるほど、だからほどよく辛くて美味しい辛子明太子が出来上がるんですね!
ちなみに「福さ屋」の辛子明太子は「中辛」です。
工程
福さ屋さんのホームページにこんな文章がありました。
余韻が残る風味を追求するためには、時間を惜しみません。実は美味しい辛子明太子を作るうえで、時間はとても重要な要素です。福さ屋では、厳選したたらこを香味調味液の中で三昼夜熟成させます。美味しい辛子明太子を作るためには、どうしても手間と時間がかかってしまうもの。それでも、より良い辛子明太子作りのために、研究・研鑽に努めてまいります。
出典:福さ屋HP
質のよいタラコを魚醤と熟成した唐辛子で三昼夜漬け込んでいくんですね。
漬けなさすぎでもなく、漬けすぎでもなく絶妙なタイミングの漬け込み時間が美味しい辛子明太子を作る秘訣のようですね。
日々、研究・研鑽していく謙虚で真摯な姿勢がとても良いですね!
テレビ番組のごはんのおともランキングでも全国5位になるなど、高い人気を誇る辛子明太子専門店の老舗「福さ屋」の辛子明太子を試してみるのはいかがでしょうか。